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古美術豆知識

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その3 箱書きと伝来

古美術の世界の中で特に御茶道具および古書画(主に明治以前の書画)は、箱書きや伝来が評価の重要な要素となってくる場合があります。中身の美術品そのものが良い物であることは必要条件ですが、さらに著名で評価の高い人物が、箱に題や銘と共にその人物のサインを書き付けている場合、または箱に所蔵印が押されて入る場合、「箱書きがある」または「箱がある」と言い、評価が高くなります。

また、この箱書きまたは蔵番と品名の書かれた木札や見出しなどから、所持していた人物(著名で評価の高い人物)が明確である場合には、「伝来がある」または「伝来が良い」と言い、やはり評価が高くなります。

著名で評価の高い人物とは、茶の湯の家元、大名家(前田家、松平家、伊達家など)、著名な商人や実業家(鴻池家、平瀬家、益田家など)など様々な場合があります。